世界初のF1キャベツ「ステキ甘藍」を発表

ステキ甘藍 ~初めてのF1キャベツ~

サカタのタネには「初めて物語」がたくさんあります。その一つが1940年に発表されたステキ甘藍(かんらん)。当社でこの品種を育種した篠原捨喜(すてき)氏の名前からネーミングされた品種です。この頃のキャベツは、収穫時期、サイズが、そろわず収穫にも手間がかかる「固定種」でした。篠原氏は独自の育種方法を開発し、そろいがよく大規模農業に向いたF1(一代雑種)品種を育種し、サカタのタネは世界で初めてF1キャベツの発表にこぎつけたのです。ステキ甘藍は戦時下の種苗統制もあり、市場に出ることはありませんでしたが、その後主流になるF1品種の礎とされています。