サカタのタネは、アスター「あずみ」シリーズに、やさしく明るいライトピンクの花色で、フザリウム※1に強い耐病性を持つ『あずみ ライトピンク』=写真=を追加し、種子とセルトップ苗※2を生産者向けに2018年4月2日から発売します。

「あずみ」シリーズは、中生高性、花径約5cmのポンポン咲き中輪品種です。スプレー状のまとまった草姿(ほうき立ち)で、ボリュームのある切り花になります。当社アスター品種の中でも、とりわけフザリウムに強い「松本」シリーズと同程度の耐病性を持っていますので、安心して栽培いただけます※3。
アスターのリーディングカンパニー
当社のアスター開発の歴史は古く、1959年から選抜・固定での、1963年からは交配による品種開発がスタートしています。

「松本」シリーズ(上)、「ステラ」シリーズ(下)
「あずみ」シリーズ ラインアップ(7色7品種)
品 種 |
花 色 |
---|---|
あずみ ライトピンク |
やさしく明るい桃色 |
あずみ スカーレット |
鮮やかな紅色 |
あずみ ローズ |
桃赤色 |
あずみ ローズピンク |
濃い桃色 |
あずみ ホワイト |
白色 |
あずみ ライトブルー |
涼しげな空色 |
あずみ ブルー |
紫青色 |
『あずみ ライトピンク』の作型図

※1 フザリウム(フザリウム菌):
萎凋病(立ち枯れ)を引き起こす土壌伝染性の病原菌で、カビの一種。フザリウムによる病害はアスター栽培において最大の問題で、発生すると株全体が枯死してしまい出荷不能となる。連作すると土壌中のフザリウム菌密度が高まるため、数年間は同じ場所で栽培することを避ける。
※2 セルトップ苗:
サカタのタネ関連会社のセルトップグループ各社が生産するセル成型苗。セル成型苗は、培養土が入ったセルトレー(小さな穴が連結したプラスチック製の育苗用資材)で栽培された苗を指す。
※3 ただし、フザリウムによる病害発生を避けるため、連作は避けることを推奨。
※4 価格は希望小売価格(税抜)。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。