サカタのタネは、アスター「あずみ」シリーズに、やさしく明るいライトピンクの花色で、フザリウム※1に強い耐病性を持つ『あずみ ライトピンク』=写真=を追加し、種子とセルトップ苗※2を生産者向けに2018年4月2日から発売します。

『あずみ ライトピンク』の画像

「あずみ」シリーズは、中生高性、花径約5cmのポンポン咲き中輪品種です。スプレー状のまとまった草姿(ほうき立ち)で、ボリュームのある切り花になります。当社アスター品種の中でも、とりわけフザリウムに強い「松本」シリーズと同程度の耐病性を持っていますので、安心して栽培いただけます※3

『あずみ ライトピンク』は、同シリーズにこれまでにない、淡いピンクの花色です。茎が特に硬いため葉かきなどの作業性がよく、またシリーズの中でもフザリウムに抜群の強さを持っています。
 
アスターは、中国原産のキク科の草花で、別名「エゾギク」とも呼ばれます。もともとは春に播種すると夏から秋に花を咲かせ、切り花として持ちがよいことから、江戸時代ごろからお盆の供花として、品種育成が進んできました。現在では、お盆やお彼岸での利用のほか、スーパー店頭などで売られるパック花や、フラワーアレンジメントの花材としての利用も広がっています。青系の花がないキクの代わりとしても重宝されています。直売所での需要も高く、一年中出回っている人気の品目です。
 
赤・白・青系が定番の中輪品種の中で、ピンクはそれらに次いで重要な色となっています。ポンポン咲きのため、供花だけでなく洋風のアレンジなど利用シーンの広がりを期待しています。当社は今後も、生産者から消費者の方まで喜んでいただける品種を提供していきます。
 
『あずみ ライトピンク』の希望小売価格※4は、種子が20ml袋4,400円、5ml袋1,500円(ともに税抜)、セルトップ苗が406穴、保証本数380本で4,750円(税抜)です。全国の種苗店、JAルートを通じて販売します。

アスターのリーディングカンパニー

 当社のアスター開発の歴史は古く、1959年から選抜・固定での、1963年からは交配による品種開発がスタートしています。

1978年に発表された「松本」シリーズは、フザリウムの耐病性に優れ、栽培しやすく色数も多く、国内外で定番品種として知られています。「松本」シリーズにより、国内のアスター切り花生産が拡大し、海外では、アスターと言えば「Matsumoto」を指すくらい定着しています。
 
次いで開発された、花径約3cmの半八重咲きの「ステラ」シリーズは、かわいらしい小輪の花、ピンク・赤・白・青・黄などの豊富な色のラインアップで、アレンジメントにもよく使われています。 
 
現在、切り花向けアスターの国内種子市場の当社シェアは、約70%(自社推定)と圧倒的な強さを誇っています。

「松本」シリーズ(上)、「ステラ」シリーズ(下)

「あずみ」シリーズ ラインアップ(7色7品種)

品 種

花 色

あずみ ライトピンク

やさしく明るい桃色
日本フラワー・オブ・ザ・イヤー2017
切花部門 ライフデザイン特別賞受賞

あずみ スカーレット

鮮やかな紅色

あずみ ローズ

桃赤色

あずみ ローズピンク

濃い桃色

あずみ ホワイト

白色

あずみ ライトブルー

涼しげな空色

あずみ ブルー

紫青色
第61回全日本花卉品種審査会1等特別賞受賞

『あずみ ライトピンク』の作型図

『あずみ ライトピンク』の作型図 

※1 フザリウム(フザリウム菌):
萎凋病(立ち枯れ)を引き起こす土壌伝染性の病原菌で、カビの一種。フザリウムによる病害はアスター栽培において最大の問題で、発生すると株全体が枯死してしまい出荷不能となる。連作すると土壌中のフザリウム菌密度が高まるため、数年間は同じ場所で栽培することを避ける。

※2 セルトップ苗:
サカタのタネ関連会社のセルトップグループ各社が生産するセル成型苗。セル成型苗は、培養土が入ったセルトレー(小さな穴が連結したプラスチック製の育苗用資材)で栽培された苗を指す。

※3 ただし、フザリウムによる病害発生を避けるため、連作は避けることを推奨。

※4 価格は希望小売価格(税抜)。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。