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ニュースリリース|2020

2020年12月18日

当社ジニア新品種が世界2大花き品評会でW金
業界17年ぶりの快挙、はっきりとした赤と黄色のバイカラーなどが高評価


サカタのタネが開発したジニア(ヒャクニチソウ)の新品種『プロフュージョン レッドイエローバイカラー』(=写真=)が、世界2大花き品評会とされる米国の「オール アメリカ セレクションズ※1」(AAS)、欧州の「フロロセレクト※2」(FS)でゴールドメダルを獲得しました。AASにおいてゴールドメダルは17年ぶりの選出であり、一つの品種がAAS、FS共にゴールドメダルを受賞することも業界全体で17年ぶりとなります。

『プロフュージョン レッドイエローバイカラー』は、はっきりとした赤と黄のバイカラーが特徴で、種間雑種※3のジニアでは世界初の花色です。従来品種でもバイカラーのものはありましたが、栽培する気候や日照などにより、単色に近い花色になったり、にじんだような色になったりなど、花色が安定していませんでした。『同 レッドイエローバイカラー』は多様な環境下でもはっきりとしたバイカラーの花を咲かせ、さまざまな気候区分を持つ全米各地で栽培・評価を行ったAASでも、その安定性が高く評価されました。また、「プロフュージョン」シリーズの特徴であるコンパクトさ、花付きのよさ、耐病性、連続開花性などはもちろん、バイカラーから徐々にアプリコット、ピンク、ローズへと色が移り変わるユニークな特性も両品評会で高い評価を得ました。

ジニア「プロフュージョン」は1999年に商品化した種間雑種のジニアです。歴代の「プロフュージョン」品種もAAS、FSにて多数入賞しており、発売から20年以上を経た今でもジニアの代表的品種として世界中で親しまれています。今回のゴールドメダルのダブル受賞により、「プロフュージョン」シリーズ全体のさらなる拡販を目指します。『プロフュージョン レッドイエローバイカラー』の種子は北米、ヨーロッパなどで順次販売、日本では2022年より正式販売予定です。


■『プロフュージョン レッドイエローバイカラー』の花色について



左:従来のバイカラー品種
右:『プロフュージョン レッドイエローバイカラー』
左の品種は単色品種のように見える。一方、右の『プロフュージョン』ははっきりとしたバイカラーになっている。
2016年4月14日 静岡県掛川市(ハウス内)にて撮影
  咲き進むにつれ花色がアプリコット、ピンク、ローズへと変わるユニークさも高評価。
2020年8月21日
アメリカ・カリフォルニア州にて撮影


■世界2大花き品評会「オール アメリカ セレクションズ」「フロロセレクト」

「オール アメリカ セレクションズ」「フロロセレクト」はそれぞれ米国、欧州において歴史ある世界的な花の品評会であり、花き業界で非常に高い権威を誇ります。両品評会に共通するのは、今まで世の中になかったような新規性のある品種を評価することです。とりわけ、AASでは2004年以来ゴールドメダルに選出された品種はなく、今回当社のジニア『プロフュージョン レッドイエローバイカラー』が同賞を受賞したことは、「プロフュージョン」シリーズの可能性はもちろん、サカタのタネの開発力が改めて世界中に示された形となります。なお、「プロフュージョン」シリーズは全世界で2020年12月7日現在10品種以上のラインアップを誇りますが、過去に「同 チェリー」「同 オレンジ」(1999年)、「同 ホワイト」(2001年)もAASゴールドメダルを受賞しています。同一シリーズで複数品種が受賞することは非常にまれです。そのため、2008年には同シリーズの育種に携わった功績などが評価され、当社社員もAASの「ブリーダーズ・カップ」を受賞しました。


■ジニアの世界的リーディング品種「プロフュージョン」シリーズ

ジニア(ヒャクニチソウ)はもともと南北アメリカに自生している植物で、18世紀にヨーロッパへ渡り、園芸種として育成が進められました。従来品種は病害や暑さに弱い欠点がありましたが、当社が「プロフュージョン」シリーズを開発したことで、今や花壇の主役として広く世界中で親しまれています。

ジニアの種子市場はこの3年でアメリカなどにおいて増加傾向※4にあり、当社では今後もさらなる拡大を見込んでいます。その中で、「プロフュージョン」シリーズはジニアの代表的品種として大きな存在感があります。当社は今後も、皆さんに喜んでいただける品種の開発に尽力してまいります。


※1 オール アメリカ セレクションズ(All-America Selections):
1932年に発足した、花や野菜の優良新品種の選定や普及を行う非営利機関。アメリカ、カナダの一般園芸愛好家に対し新しい花壇用花材を紹介、普及することを目的に活動しており、世界の主要な種苗会社が競って新しい育成品種を出品する、園芸業界で最も権威のある業界団体である。北米大陸の大学、植物園、種苗会社など数十箇所で栽培試験され、栽培結果の優秀なものについて入賞品種が決定されるもので、「花のオリンピック」ともいわれる。実生系花、栄養系花、果物/野菜、多年草の4部門がある。ゴールドメダルについては特に優れたもののみを選出するため、該当がない年も多い。また、顕著な品種育成を行いAASの受賞品種として花壇苗向け種苗産業に大きな影響を与えた育種家に対して贈られる「ブリーダーズ・カップ」もある。

※2 フロロセレクト(Fleuroselect):
1970年に創設された花きの審査会で、エントリーされた品種をヨーロッパ各地で新規性、実用性を評価し、受賞品種を決定するもの。エントリーの条件が厳しいことから、各社厳選し自信作のみを出品している。フロロセレクトの受賞は品種開発者にとって誇りであるだけではなく、新品種の普及という営業的な面においても大きな効果があるとされている。

※3 種間雑種:
同じ属の、異なる種の両親の間にできた雑種のこと。

※4 自社推計

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