おなじみのミニトマト「アイコ」。丸ごと料理して食べられるミニカボチャ「プッチィーニ」。中華料理にぴったりのミニチンゲンサイ「シャオパオ」。手軽にミックスサラダが楽しめるベビーサラダ「ベビーサラダミックス」。

ミニ・ベビー野菜に明確な基準はありませんが、当社ではミニトマトのように成熟させて収穫しても従来の品種より小さく採れる野菜をミニ野菜、成長途中の未成熟な状態で収穫できる野菜をベビー野菜と呼んでいます。当社はこれらミニ・ベビー野菜の開発と普及にも積極的に取り組んできました。

ミニ・ベビー野菜には、生産・流通・消費の全てに従来の野菜とはまた違うメリットと楽しさがあります。生産者にとっては収穫までの時間がかからず、軽くて作業がらく。流通業者にとっては切り売りしなくてもよいので店頭での鮮度が保ちやすい。消費者にとっても、丸ごと冷蔵庫に入れられ、調理も丸ごと可能で、使い残しが出づらいなどの魅力があるのです。また、家庭菜園、特にコンテナ菜園ではミニ・ベビー野菜は栽培期間が短いものが多く、作りやすいため、従来できなかった品目にも挑戦できるなど魅力いっぱいです。

ミニ・ベビー野菜は、栽培方法はもちろんのこと、食べ方の提案も大事です。なかにはフレッシュ野菜「コリンキー」のように、薄くスライスして生でサラダにするなど従来のものとは全く違った料理方法で、よりおいしく食べられるものもあるのです。
皆様によりおいしい新顔野菜の食べ方を知ってもらうために、当社ではホームページに「サカタ食堂」というレシピ紹介コーナーを設けていますので、こちらもぜひご覧ください。

今注目は、ゆめいろハクサイ「タイニーシュシュ」。従来のハクサイが生産しづらい夏場にも向く品種です。従来のハクサイとは違い毛茸(もうじ)（野菜や果物の葉や果実の表面に生じる産毛。ハクサイでは葉の裏に多く見られる）がなく、みずみずしくさわやかな食味でサラダにも好適です。タイニーシュシュは、結球前にベビー野菜として、結球後にはミニハクサイとして収穫できる使い勝手のよいミニ・ベビー野菜なのです。

ミニカボチャ、ミニハクサイ、ミニカリフラワー…。
未来の食卓を楽しく彩るミニ・ベビー野菜をこれからもサカタのタネはお届けしていきます。