おかげさまで株式会社サカタのタネは
2023年に創業110周年を迎えます。

坂田商会時代に本社従業員と共に
前列1列目中央 坂田武雄(1922年12月26日)

メッセージ

サカタのタネは、2023年7月に創業110周年を迎えます。
1913年、創業者坂田武雄が海外実業練習生として欧米で学んでから帰国後、横浜で「坂田農園」を設立し、
海外向けの苗木商を営んだことがわたしたちサカタのタネのはじまりでした。

時代は変わっても常に変わることがなく抱いているもの、
それは、わたしたちの「タネにかける情熱」です。

優良な品種の作出と、その種苗を通じて社会に幸せをお届けするために
これからもサカタのタネは歩み続けます。


PASSIONのその先へ

サカタのタネが広く社会で果たすべき責任は、優良な品種の作出と、その種苗を通じて社会に幸せをお届けすること。
これからも日本発祥のグローバル企業、研究開発型企業として、「品質・誠実・奉仕」を胸に、皆さまと共に歩んでまいります。



創業110周年記念ロゴマーク

サカタのタネ 110周年ロゴ

サカタのタネ創業110周年記念ロゴマークは一粒のタネ(苗)と「110」をモチーフとしています。創業の精神を忘れず、感謝と共に110周年を迎え、さらに未来に向けて伸びていくという思いを込めてデザインしたものです。2023年1月から12月まで世界中のサカタグループで本ロゴマークを展開します。


創業者 坂田武雄ヒストリー

サカタのタネの創業者の坂田武雄の写真

サカタのタネの創業者で、近代日本の種苗業界の発展に貢献した功労者の一人、坂田武雄。
坂田武雄の人生を漫画でご紹介しています。


創業100年から110年までの歩み

2013年に創業100周年を迎えてから10年。この間にわたしたちを取り巻く環境は目まぐるしく変化してきました。自然と共に歩む農園芸業にとって、気候変動への対応、生物多様性の保全など、大きな課題が浮き彫りとなり、環境や社会を守る責任がさらに増す中、サカタのタネは2022年にこれまでの経営理念「三者共栄」「三位一体」に、新たに「三層共生」を加え、地球上の自然と、その自然に内包される社会、社会に帰属する企業の持続的な共生を目指すことを、改めて約束しました。

グローバルなネットワーク拡充

ベトナム「サカタ・ベトナム」やアルゼンチン「サカタ・シード・アルゼンチン」など世界各地域に拠点を整備し、世界170カ国以上にタネを安定してお届けできるマネジメント体制、サプライチェーンを強固なものとしました。世界の種苗界をリードする企業として躍進し続けます。

研究体制のさらなるグローバル化

アメリカ「ウッドランド イノベーションセンター」やメキシコ「クリアカン イノベーションセンター」など研究開発拠点を開設。日本はもちろん、北中米、南米、ヨーロッパ・中東・アフリカ、アジア圏での研究体制を拡大し、全世界の市場に向けた品種の育成、農園芸資材の開発を進めています。

サステナビリティへの対応

メキシコでの遺伝資源保護プログラムがJICA(独立行政法人国際協力機構)に採用されるなど、生物多様性条約に基づいた園芸植物の遺伝資源保護対策拡充を実践するほか、SDGsへの基本的な考え方や、サステナビリティ基本方針を策定し、世界の持続的な発展に向けた取り組みを進めています。

これまでの歩みは沿革や100周年特設ウェブサイトでご紹介しています。


未来に向けたわたしたちの取り組み

2022年8月、わたしたちの「種苗を通じて社会に貢献する」活動をより明確にするため、経営理念に、地球上の自然と、その自然に内包される社会、そして社会に帰属する企業の持続的な共生を目指す原則としての「三層共生」を新たに加えました。これまで続けてきたことをこれからも加速させて継続していく……、すなわち持続的な環境と社会の実現を目指す、サステナビリティ経営を目指すことを改めて表明しました。

ポイント1

農園芸課題を解決する新品種の開発

生産力の向上や、食料の安定確保、栄養状態の改善など世界的に大きな課題に対し、今まで以上の高い付加価値を種苗に付与し、高品質な種苗の安定生産と供給を実現していきます。例えば、耐候性・収量性に優れた品種や比較的短い栽培期間で栽培できる品種の開発など生産者の要望に沿い、消費者にも喜ばれるオリジナル性の高い品種です。

ポイント2

栽培技術の向上による経済生産性の高い農業支援

環境制御系スマート農業ビジネスへの取り組みにより生産現場の省力化を目指すなど、情報技術を積極的に活用しつつ、環境配慮型商品などの農園芸を支えるソリューションビジネスを推進します。また、生産者が安心して栽培を実現し、高い収益の確保につなげられるよう生産国の産業育成や地域活性化にも貢献していきます。

ポイント3

気候変動に対応した花や野菜の新品種の開発

暑さ、寒さ、乾燥、多雨など世界中で起こっている気候変動や、新たに発生し得る病害虫に対しても調査研究を続け、迫る厳しい生育環境にも適応する新品種の開発を目指します。また、例えば栽培時に高い温度設定が不要な品種や減農薬栽培が可能な品種など、生産時の省エネルギー化に寄与する新品種の開発も続けていきます。

サステナビリティ基本方針やSDGsへの基本的な考え方のほか、具体的な体制や取り組みはサステナビリティでご紹介しています。


種苗を通じて栄養と笑顔を
届ける企業であるために

110年の歩みを支えていただいた皆さまへ感謝の気持ちと共に、これからも種苗を通じた多様な価値をお届けし、皆さまに信頼される種苗会社であり続けます。