サカタのタネは2019年2月、インド南部のベンガルール市(カルナタカ州)に物流機能を中心とした新たな総合拠点「ベンガルール イノベーション センター」=写真=を開設します。収容量の拡大や商品発送の迅速化により、インドでのビジネスを拡大させていくほか、将来的にはグローバルな物流拠点の1つとして機能させ、効率化によるグループ内の物流コスト削減などを実現させていきます。本稼働は2019年3月からの予定です。

ベンガルール イノベーション センターの画像

「ベンガルール イノベーション センター」は、花と野菜の種子を収納する倉庫を中心とした物流機能のほか、発芽率などを検査する品質管理機能、インド南部地域での営業・生産・研究関連の事務所機能などを合わせ持った総合拠点です。敷地面積は約30,000m2、倉庫と試験室やオフィススペースなどを合わせた総延床面積は約9,000m2で、穀物の種子を除く花と野菜の種子を扱う倉庫としては、インドで最大級となります。着工は2017年、総投資額は約10億円です。

なお、同センターの近くには野菜の品種開発を行う「ベンガルール研究農場」があり、ベンガルール市には、研究、生産、物流、品質管理、営業までの一連の機能がそろいます。当社は北部(ハリヤナ州グルグラム市)にも総合拠点がありますが、南部の新拠点の開設により、さらにきめ細かく現地ニーズに対応することが可能となります。