「黒ピートモス」配合の培養土、『黒ピートミックス』

 サカタのタネはフミン酸※1を豊富に含む「黒ピートモス」を配合した一般向け培養土『黒ピートミックス』を2020年1月中旬から販売します。

本商品の最大の特徴は良質な「黒ピートモス」を原料に使用している点です。本商品に使われている「黒ピートモス」は北緯50度から60度の限られた地域で採掘できる希少なピートモス※2で、土壌の団粒構造※3の促進や通気性、排水性といった土の物理性改善などに効果が期待できるフミン酸を豊富に含んでいます。そのためほかの培養土と比べて根が成長しやすく、その結果植物が効率的な養分吸収ができ、しっかりと育つことができます。

昨今は酷暑など天候不順による植物の育ちにくさが指摘されていますが、根が育っていればある程度の天候など環境による生育不良リスクの軽減が期待できます。また、比較的丈夫な植物を育てることができるので、園芸初心者でも栽培に失敗しにくいというメリットもあります。本商品は野菜、花両方の栽培で力を発揮できるほか、培養土としてだけではなく、普段使っている培養土や畑の土などに混ぜて使う土壌改良材としても活用でき、顧客それぞれのニーズに合わせて汎用性高く使用することができます。

「黒ピートモス」配合の培養土はプロの生産者に長年愛用されてきました。優れた資材をアマチュアの園芸愛好家にも伝えたいという思いから、このたび一般の方が扱いやすい容量と価格の商品として『黒ピートミックス』を開発しました。この商品をきっかけに、「黒ピートモス」という素材のよさが一般消費者にも伝わり、培養土の選択肢の幅が広がることを期待しています。

『黒ピートミックス』の希望小売価格※4は24ℓ※5袋800円(税込み)で、東北・関東を中心とした種苗店、園芸店、ホームセンターで販売します。販路は順次拡大を検討しています。

『黒ピートミックス』利用時の生育比較(ジニア「プロフュージョン レモン」)

左:2019年6月9日(定植)

右:2019年6月27日

左から (1)A社培養土 (2)B社培養土 (3)C社培養土 (4)『黒ピートミックス』
(4)が葉枚数、株張りに優れる。

『黒ピートミックス』 商品概要

商品名

黒ピートミックス

適応植物

野菜・花き全般

充填時容量

24ℓ

主な原料

ピートモス

pH値

5.0~6.0

EC値

1.5未満

肥料の配合(1ℓあたり)

N:160~240mg P:170~250mg K:200~280mg

希望小売価格(税込み)

800円

※1 フミン酸:
腐植酸ともいう。植物が微生物による分解を経て形成された最終生成物であるフミン質の中で、酸性の無定形高分子有機物のことをいう。優れた保肥性、効率的な養分吸収と生育促進や根張りの促進、土壌の団粒化・物理性の改善が期待できる。

※2 ピートモス:
湿地において、植物の残骸が長年にわたり堆積したものがピートで、特にミズゴケでできたものをピートモスと呼ぶ。

※3 団粒構造:
土の粒子が互いにくっつき合い小さなかたまり(団粒)となっている状態をいう。団粒内部には保水性のある微細な毛管孔隙が形成され、外部に形成された大きな隙間は、空気や水の通り道となり通気性、排水性を富ませる。土が団粒構造になることにより、植物の生育にとって非常に良好な条件となる。

※4 価格はすべて希望小売価格(税込み)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

※5 製造時充鎮容量。