サンパチェンス姉妹シリーズ『サンパティオ』

 サカタのタネは、インパチェンス属の栄養系品種『サンパティオ』=写真=の全国販売を、2020年3月下旬より開始します。

『サンパティオ』は、当社のロングセラー「サンパチェンス®」の姉妹シリーズです。1株で約50cmの大きな草丈になる「サンパチェンス」に比べると、『サンパティオ』は約30cmとコンパクトな草姿が特徴です。公園の植栽や大鉢での栽培には「サンパチェンス」、コンパクトに楽しみたい方には『サンパティオ』というように、それぞれの消費者ニーズに合った選び方ができます。

花色は「オレンジ」「パープル」「ホワイト」の3色です。カラーリーフなどとも相性がよいため、寄せ植えにも向いています。今後さらにラインアップを増やしていく予定です。

2019年の春、当社通信販売や直営店のガーデンセンター横浜、また一部販売店で限定販売したところ、「サンパチェンスと比べ、草姿がコンパクトで寄せ植えに使いやすい」といった評価の声をいただき、今春の全国販売を決定しました。

『サンパティオ』は全国の種苗店、園芸店、ホームセンター、当社直営店のガーデンセンター横浜で2020年3月下旬から順次販売します。オンラインショップを含む当社通信販売では2020年4月中旬から順次発送予定です。実勢予想価格は450円(税抜)で、販売形態はいずれも10.5cmポット苗です。

※価格はすべて希望小売価格(税抜)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

『サンパティオ』の特徴

・「サンパチェンス」の姉妹シリーズ。8号鉢で植えた場合、従来の「サンパチェンス」が1株で草丈約50cm程度に成長するのに対し、『サンパティオ』は小ぶりで、約30cmとよりコンパクトな草姿

・生育スピードが緩やかでコンパクトな状態を維持しやすいため、他の花材と寄せ植えをすることができ、「アイビー」「ワイヤープランツ」やカラーリーフなどと一緒に楽しむことができる

・「サンパチェンス」と同様に夏の暑さに強く、春から秋まで長く咲く性質を持つ

・「オレンジ」「パープル」「ホワイト」の3色を展開、今後はさらにラインアップの充実を図る

・シリーズ名は、サン(Sun=太陽)、パティオ(Patio=小庭園)からなる造語

サンパチェンスとは異なるコンセプトで開発、コンパクトな草姿で扱いやすい

2006年に販売を開始した「サンパチェンス」は、生育旺盛で1株で草丈最大100cmと大きくなり、夏の暑さに強く、春から秋まで長く咲く性質を持つことから、これまでにない新しい植物として、現在までに全世界で2億本以上の販売実績を誇るロングセラーシリーズとなっています。一方で、当社では、ガーデニングを楽しめるスペースの確保が難しい場合があることなどに着目、このニーズに対応した『サンパティオ』を開発しました。

『サンパティオ』は、生育スピードが緩やかなため、株の大きさは、「サンパチェンス」シリーズよりも1回り小さい約30cm程度となります(画像(1)参照)。生育スピードが緩やかでコンパクトな状態を維持しやすいため、他の花材と合わせて寄せ植えでも楽しめます(画像(2)参照)。

【画像(1)】草姿の比較 (6号鉢)
右:『サンパティオ オレンジ』
左:「サンパチェンス パッションオレンジ」

【画像(2)】
『サンパティオ ホワイト』の寄せ植えイメージ
撮影協力:グリーンギャラリーガーデンズ

ニューギニアインパチェンスにはない耐暑性、強さを実現

花色が豊富で店頭でも見栄えがする花鉢物として、高い人気を誇るニューギニアインパチェンスですが、夏の暑さや強い日差しには弱いという欠点があります。実際に露地に植えると、真夏の強い日差しで花弁や葉の一部が日に焼けたり、株の成長が止まるなど、観賞価値が著しく低下します。『サンパティオ』は、「サンパチェンス」シリーズ同様に夏の暑さに強い性質を備えており、真夏でも元気いっぱいに咲き誇り、次々と花を咲かせ、長い期間観賞することができます(画像(3)参照)。

【画像(3)】耐暑性の比較
右:『サンパティオ オレンジ』
左:従来のニューギニアインパチェンス