• トルコギキョウで需要の高い八重咲き・白色品種の種子を営利生産者向けに発売

  • 秋出荷の高温期栽培で、秀品率の高い切り花が期待できる晩生品種

トルコギキョウ リオ ホワイト


サカタのタネは、大輪セミフリル八重咲きで、晩生の白色トルコギキョウ新品種『リオ ホワイト』(旧名称 SM8-851M)=写真=を開発し、4月下旬から営利生産者向けに種子の販売を開始します。トルコギキョウで流通量の大半を占める八重咲きに、高温期でも栽培しやすい白色品種が追加されます。

『リオ ホワイト』は、花径約8cm、花弁にやわらかくフリルの入るセミフリル種です。八重咲きの中でも花形が豪華なフリンジ・セミフリル咲きは、ウエディングなどの業務需要が高く、特に白色は汎用性があるため切り花が周年で流通しています。同品種は、トルコギキョウの栽培がしづらい高温期でもチップバーンが発生しにくいため生育力があり、枝数・草丈もとれやすく、秋にボリュームのある切り花を供給することができます。さらに、低温で日照量が少ない時期でも、ブラスチングが発生しづらく開花性にすぐれるため、秋出荷での切り残し減や秋から延長しての出荷も期待できます。品種名の「リオ」は、国内外・男女を問わず人の名前で使われており、覚えやすく親しみやすいこと、また「リオ」と聞くと“熱い”「リオのカーニバル」が想像されますが、“暑い”高温期でも品質のよい切り花が栽培できる、同品種の特徴になぞらえて命名しました。『リオ ホワイト』の希望小売価格※1は、ペレット種子※2 1袋1,000粒、5,000円(税抜き)です。全国のJA、種苗店を通じて、2022年4月下旬から販売します。

 
 
※1  価格は全て希望小売価格(税抜き)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。
※2 コーティング種子ともいう。細かな種子や形が不ぞろいな種子を、粘土など自然に溶ける被覆資材で包んだもの。粒子を大きく均一にしてあるので、播種機でまきやすくなる。