ピエナ ライラックピコティーの画像

サカタのタネは、ビオラ「ピエナ®」シリーズに新色『ピエナ ライラックピコティー』を追加し、2022年6月中旬より種子の販売を順次開始します。株がコンパクトにまとまり、かつ株張りのよいビオラの決定版「ピエナ」シリーズは、今回1色が加わり、計18品種となります。

『ピエナ ライラックピコティー』は、ラベンダーピンク色に中心部が白のフェイスカラーです。咲き始めは濃いラベンダーピンク色で咲き進むにつれて淡い色になるため、その変化も楽しめます。明るい色は秋から春の花壇を彩るのに人気がありますが、パンジーやビオラの赤・ピンク系は他の色に比べて育種が難しく、栽培のしやすさと求める花色を併せ持つ品種は多くありません。当品種は、愛らしい花色とコンパクトで株張りのよい性質を兼ね備えているため、暑い時期でも栽培しやすく、花壇に植えた後も花を長く楽しむことができます。


秋花壇のメイン商材であるビオラは、栽培期間がちょうど夏の高温期に当たります。従来のビオラ品種は、高温条件下の栽培では株が徒長※1する、花が小さくなりやすい、株が貧弱になってしまうといった課題がありました。これを克服した「ピエナ」シリーズは、安心して栽培でき、高品質な苗を生産できると2015年の発売当初から高い評価をいただいています。徒長しにくい性質は、わい化剤の使用の削減に寄与し、作業性の向上や環境への貢献も期待できます。また、ビオラ生産者は少量多品種を生産する傾向にあるため、スタンダードな花色から今までにないユニークな花色まで、色のバリエーションも求められています。今後もシリーズのカラーバリエーションを拡充し、生産者から消費者までさまざまな立場の方に喜んでいただけるシリーズを展開していきます。

『ピエナ ライラックピコティー』の生産者向け規格の希望小売価格※2は、プライマックス®※3種子1袋1,000粒、3,520円(税込)です。全国のJA、種苗店を通じて2022年6月中旬より販売します。当社直営店サカタのタネ ガーデンセンター横浜とオンラインショップを含む当社通信販売での販売価格は、1袋約20粒、220円(税込)で、6月下旬より販売します。

ビオラ「ピエナ」シリーズの特徴

  1. 高温期でも株が徒長しにくくコンパクトにまとまる草姿で、株張りにも優れる

  2.  花径は約 3 cmで花付きがよく花がやや上を向いて咲く「アップフェイス®」の特長がある

  3. 開花持続力があり 10 月から 5 月上旬まで長い間、楽しめる

  4. 品種間の生育のばらつきが少なく、開花のそろいもよい

ビオラ「ピエナ」作型図

ビオラ「ピエナ」作型図

ビオラ「ピエナ」ラインアップ(全18品種、18色)

スタンダードカラー

品種

花色

ピエナ ホワイトジャンプアップ

白色と黒紫色のバイカラー

ピエナ ピュアホワイト

美しい純白色

ピエナ ゴールデンブロッチ

濃い黄色地に黒のブロッチ

ピエナ オレンジ

温かみのある濃い橙色

ピエナ イエロー

鮮やかで発色のよい濃い黄色

ピエナ イエロージャンプアップ

濃い黄色とパープルのバイカラー

ピエナ オレンジジャンプアップ

オレンジとパープルのバイカラー

ピエナ プリン

黄色と茶色のバイカラー

ピエナ ブルーレイ

光沢のある鮮明な濃いブルー

ユニークカラー

品種

花色

 ピエナ ライラックピコティー

ラベンダーピンク色に中心部が白のフェイスカラー

ピエナ ディープマリーナ

上弁は白地に薄紫色、下弁はかすり状の紫のブロッチが入る

ピエナ ピーチ

明るいピンク色
淡いピンク~ローズ色まで色幅がある

ピエナ ブルーフラッシュ

縁が青紫色で中心部が淡黄色

ピエナ ラベンダーマジック

咲き進むにつれて淡いクリーム色から、淡いラベンダー色に変化

ピエナ ラベンダーピコティー

淡い青紫色に中心部が白のフェイスカラー

ピエナ パープルピコティー

紫青色に中心部が白のフェイスカラー

ピエナ ローズブロッチ

濃い桃色に黒いブロッチ

ピエナ ブラック

濃い黒紫色

※1 徒長:茎などが通常よりも長く伸びること。

※2 価格は希望小売価格(税込)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

※3 プライマックス:
種子の発芽性を向上させるために施す物理的、化学的な処理のことをプライミングといい、この処理を行うことを当社では「プライマックス」と呼んでいる