「Rosita 3 Pure White」が国際園芸博覧会「フロリアード2022」で最優秀賞

オランダの切り花生産会社Firma J. Beishuizenが出品した当社開発のトルコギキョウ「Rosita 3 Pure White」（ロジータ 3 ピュアホワイト）が、「2022年アルメーレ国際園芸博覧会（フロリアード2022）」のトルコギキョウ部門でGolden Award（金賞）を受賞しました。

「フロリアード」は、10年に一度オランダで開催される世界最大規模の花卉と園芸の博覧会です。今回、トルコギキョウ部門には合計37点が出品され、「Rosita 3 Pure White」は最優秀賞にあたる金賞を受賞しました。

「Rosita 3 Pure White」は、当社が「バラと見まがうトルコギキョウ」を育種目標に開発した、中輪バラ咲き品種です。現在、オランダを中心に栽培が行われており、切り花はヨーロッパを中心とした多くの国に出荷されています。同品種は、特に2～3か月のサイクルで苗の定植から収穫までを行うオランダの周年栽培と相性がよく、高品質な切り花の必須条件である茎の硬さと十分な草丈がとれることから、同国の周年栽培において主力品種の一つとなっています。花色は純白で八重咲きです。そのバラのような華やかな見た目と花持ちのよさから、長年高い評価をいただいています。

当社のトルコギキョウの世界シェアは約70％です。今後もトルコギキョウのリーディングカンパニーとして、生産や流通、消費のさまざまな場面でメリットをもたらす画期的な品種の研究開発に取り組んでまいります。

オランダにおけるトルコギキョウの周年栽培と「Rosita 3 Pure White」

世界でも有数の花き生産国であるオランダでは、トルコギキョウは周年栽培されるのが主流です。栽培しやすく高品質な「Rosita 3 Pure White」は長年、オランダの生産現場で周年栽培に適した品種として用いられています。

トルコギキョウの周年栽培では、切り花としての華やかさなどトルコギキョウそのものの品質だけではなく、計画出荷を実現できる高い育苗技術と栽培管理が求められます。

今回Golden Awardを受賞した「Rosita 3 Pure White」のセル苗は、同国の育苗会社Van Egmond Lisianthus B.V.により生産されています。同社はトルコギキョウのセル苗生産専門会社として、高い育苗技術により安定的な苗の周年生産を実現しており、トルコギキョウの周年栽培を下支えしています。今回Golden Awardを受賞した「Rosita 3 Pure White」の栽培と出品を手掛けたFirma J. BeishuizenもVan Egmond Lisianthus B.V.のセル苗を使用しています。

Firma J. Beishuizen　Jacco Beishuizen氏

「フロリアード」における当社品種の受賞歴

1992年　ハーグ・ズータメア国際園芸博覧会

2002年　ハールレマミーア国際園芸博覧会

2012年　フェンロー国際園芸博覧会

2022年　アルメーレ国際園芸博覧会

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  2002年までの国際園芸博覧会の品種コンテストでは、得点が9点以上のものはすべて金賞でしたが、2012年の品種コンテストでは9点以上は優秀品種となり、その中からさらに優れた品種が1席、2席、3席に選ばれています。2022年は最も優れた品種1点に対して金賞が贈られています。

2022年アルメーレ国際園芸博覧会（フロリアード2022）の概要

 正式名称：2022年アルメーレ国際園芸博覧会（フロリアード2022）
International Horticultural Expo
Expo 2022 Floriade Almere,
The Netherlands
テ ー マ：成長する緑の都市(Growing Green Cities)
開催期間：2022年4月14日(木)〜10月9日(日)　
開催場所：オランダ王国アルメーレ市
参 加 国：約40カ国参加予定
来 場 数：約200万人想定

フロリアード2022公式サイト　https://floriade.com/