サカタのタネが開発した紫ブロッコリー『Purple Magic』(パープルマジック)が、花や野菜・果物の新品種の品評会「オール・アメリカ・セレクションズ」(AAS)で、「National Winner」を獲得しました。同賞は、さまざまな気候区分を持つ北米全域で高く評価された品種に贈られる権威ある賞です。
『Purple Magic』(※1)は、頂花蕾収穫タイプのブロッコリーでは世界初(※2)となる花蕾、茎ともに濃い紫色の品種です。気温が下がってくる秋冬に定植後70~85日で収穫できます。通常の緑色のブロッコリーと比べてポリフェノールの一種であるアントシアニンを多く含み、また、甘みが強いことも特長です。AASでは色、形、栽培しやすさ、食味、いずれも優れる品種であると高く評価されました。
当社はブロッコリー種子の世界シェア70%(※2)を持つリーディングカンパニーです。これまで数多くの品種を開発し、世界中でブロッコリーが消費されるきっかけを作りました。『Purple Magic』は、ブロッコリーの新しいセグメントを開拓する画期的な品種です。AASの「National Winner」受賞により、紫ブロッコリーが世界中から注目され、栽培が広がることを期待しています。
『Purple Magic』の種子はスペインで先行販売しているほか、欧州、北中米での販売を中心に検討しています。日本での販売は未定です。
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本品種は品種登録出願中です。 品種名:PURPLE MAGIC 海外持出禁止(農林水産大臣公示有)
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当社調べ