ローブ ホワイト

サカタのタネは、発色が早く草姿がコンパクトなわい性ハボタン「ローブ」シリーズに、白色の新品種「ローブ ホワイト」を追加し、2024年5月下旬から種子を発売します。本品種は全日本花卉品種審査会(第68回、第69回)で1等特別賞を受賞しています。

「ローブ」シリーズは葉の縁にフリルが入る大阪丸葉系ハボタンです。ハボタンは低温により発色しますが、近年は秋の高温による発色遅れが頻発し、苗の出荷遅れが大きな課題となっています。「ローブ」シリーズは従来品種と比べて発色が早く、発売以来、産地や量販店から高く評価されています。

ハボタンは正月需要が高く、紅白セットの出荷が好まれる傾向にあります。「ローブ」シリーズには赤色に色付く「ローブ レッド」がありますが、今回「ホワイト」を発売することで、紅白での出荷が可能となります。また、白色は花壇苗の重要色の一つであり、「ローブ ホワイト」は秋冬のガーデニング商材として高い需要がある品種と考えています。

ローブ ホワイト」は既存の「ローブ」シリーズ同様、コンパクトな草姿も特長です。ポット苗のハボタンでは、栽培のしやすさや流通上の扱いやすさからコンパクトな草姿が好まれ、多くの生産者はわい化剤を使用します。「ローブ」シリーズはわい化剤の使用を低減、または不使用でも草姿がコンパクトにまとまり、生産者の労力や経費削減が期待できます。

営利生産者向けのハボタン「ローブ ホワイト」の種子の価格(※)は、フィルムコート種子1,000粒入り3,300円(税込)です。2024年5月下旬から全国の種苗店、JAルートを通じて発売します。当社通信販売ではフィルムコート種子約40粒入り385円(税込)で、2024年5月下旬から受注を開始します。

  • 価格はすべて希望小売価格(税込)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。