株式会社サカタのタネ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:坂田宏)の100%子会社であるSakata Seed Sudamerica LTDA.(本社:ブラジル、サンパウロ州ブラガンサ・パウリスタ、以下、SDA社)は、南米第3位の野菜種子市場を持つコロンビアに現地法人を設立します。当社グループの南米における5番目の海外現地法人で、登記完了は2024年7月上旬予定、同年9月に営業開始見込みです。現地法人の設立により、コロンビア現地での営業活動を加速させるとともに、当社の海外拠点との連携を深めることにより、グローバル体制の強化を図って参ります。
名称は「Sakata Colombia S.A.S.」(以下サカタ・コロンビア)、所在地は首都のボゴタ市です。資本金は30万USドル(約4,700万円)(※)、当社のブラジル子会社SDA社が全額出資しています。事業内容は野菜種子の輸入と販売です。従業員数は、発足時は5人、単体の売上高の目標は5年目に約580万USドル(約9億円)(※)です。
コロンビアのGDPは約3,436億ドル(2022年、世界銀行)で、ブラジル、アルゼンチンに次ぐ南米第3位の規模です。これまで当社ではSDA社から現地の代理店を通じて同国に種子を販売してきました。現地法人を置くことで、トマト、タマネギ、ペッパーなど当社グループが南米の他地域で強みを持つ品目の売り上げ向上やコロンビアにおける当社グループの影響力拡大が期待できます。
当社グループではSDA社を中心に、南米における事業の強化に取り組んでいます。サカタ・コロンビア設立により、さらに南米地域でのシェアアップにつなげ、南米ナンバーワンの種苗会社を目指すとともに、当社の他拠点との連携を深めていくことによりグローバル体制の強化を図ります。
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1USドル=157円で換算。