春キャベツ「金系201号」

サカタのタネが開発した春キャベツ品種「金系201号」(=写真=)が今年で発売から60周年を迎えました。これを記念して、春キャベツの主要産地の一つであるJA全農かながわがイベント「みんなあつまれ!三浦半島の本春(ほんぱる)キャベツ『金系201号』を食べよう!」を、横浜ランドマークプラザ1階「サカタのタネ ガーデンスクエア」で2025年3月29日・30日に開催します。

日本で流通する一般的なキャベツには、扁平で葉が固く巻いている寒玉(冬)キャベツと、丸い球形で葉が柔らかく巻いている春キャベツがあり、それぞれ品種が異なります。「金系201号」は1965年に発表した当社の春キャベツ品種です。

春キャベツは主に関東の温暖な地域で3月中旬から4月中旬の限られた時期に生産されます。柔らかい葉とみずみずしさ、甘さから、サラダなど生食を中心に高い人気があります。

春キャベツの大産地の一つが神奈川県の三浦半島です。「金系201号」を発表初年である1965年に導入して以来、同品種を軸に産地として発展してきました。現在でも「金系201号」を中心に春キャベツ生産を続けています。

「春の味覚の代表格である春キャベツを、旬を逃さずに多くの消費者に味わってほしい」という思いの下、イベントでは春キャベツにまつわるクイズや春キャベツの配布を行います。また、今回のイベントに合わせて作成した三浦の春キャベツのプロモーションビデオには横須賀市出身の元プロサッカー選手・石川直宏氏にもご出演いただいています。当日の会場と合わせて、2~4月に県内の量販店等の店頭を中心に展開予定です。

春野菜の代表格・春キャベツ

フキやタケノコ、菜の花など、春の訪れを感じさせる春野菜。その中でも柔らかい葉と甘さで高い人気を誇るのが春キャベツです。出荷時期になると、青果店やスーパーマーケットでは販促ポップなどを用いて大きく売り場を展開し、料理店でも春キャベツを使った限定メニューが提供されます。

春キャベツは一般的に3月中旬から4月中旬と、出回り時期が限られます。この出荷時期の違いのほか、そもそも冬場のキャベツとは品種自体も異なります。

実際は春キャベツ品種も秋に収穫する作型があり、家庭菜園などでは楽しまれています。しかし、柔らかい葉が特徴のため、害虫被害など栽培の兼ね合いで、基本的には春の限られた時期に生産されます。

春キャベツ

サカタのタネの「金系201号」の特長

「金系201号」は1965年に発表した当社の春キャベツ品種です。玉の肥大性や食味のよさから、春キャベツを代表する品種として、発売から60年たった今でも栽培されています。

春キャベツの大産地・三浦半島

神奈川県三浦半島でのキャベツ栽培の歴史は長く、1892年頃に始まったとされています。「金系201号」を導入した1965年以降、同品種を軸に現在の春キャベツ生産スタイルが確立し、産地が大型化したことで、国の指定産地になりました。

同地域は春キャベツの代表的な産地として有名です。その特徴は、海洋性気候で冬も比較的暖かいため、「金系201号」を好条件での栽培が可能となっています。

そのため、現在も三浦半島で栽培している春キャベツ品種の大半を「金系201号」が占めており、市場関係者からも高く評価されています。

三浦半島での春キャベツ生産の様子 

イベント「みんなあつまれ!三浦半島の本春キャベツ『金系201号』を食べよう!」 概要

名称:「みんなあつまれ!三浦半島の本春キャベツ『金系201号』を食べよう!
主催:JA全農かながわ
協力:三浦市農業協同組合、よこすか葉山農業協同組合、三浦半島地域野菜協議会、株式会社 サカタのタネ
実施日:3月29日(土)・3月30日(日)
実施場所:横浜ランドマークプラザ1階「サカタのタネ ガーデンスクエア」
入場料:無料