株式会社サカタのタネは2025年6月1日、世界的な事業環境の変化に対応し花事業を強化するため、新たにグローバル花事業本部を設立します。

近年、地球温暖化や消費者ニーズの変化などにより、農業・園芸業の事業環境はめまぐるしく変動しています。これは花き種苗業界においても同様であり、各社は、切り花産地の世界規模での移動、流通の改革、生活スタイルの多様化といった新たな課題に対し、バリューチェーンごとに細やかに対応していく力が求められています。その結果として、現在、世界の花き種苗業界では、再編と系列化、大規模集約化が進んでいます。

当社はこうした事業環境の変化に対応し、さらに競争力を強化していくため、グローバル花事業本部を新設します。具体的には、2025年6月1日、本社の海外営業本部と国内営業本部それぞれの中にあった商品開発機能を統合し、新組織を立ち上げます。その後、段階的にグローバルでの組織改編を行っていきます。その結果、商品開発力や技術面でのサポートなどを拡充していきます。

人々の心に癒しをもたらす花は、不安定で変化の激しい現代において、その重要性を増しています。この花が持つ普遍的な価値をより多くの方に届け、新たなビジネスの可能性を広げていくために、当社はグローバル花事業本部が大きな役割を果たしていくと考えています。