高温期に向くバラ咲きトルコギキョウ新品種

サカタのタネは、トルコギキョウの新品種「ロジーナ (3型) ラベンダー (ver.2)」(=写真左=)と「ロジーナ (3型) ブライトブルー」(=写真右=)を開発し、2025年11月上旬から営利生産者向けの種子を発売します。

ロジーナ (3型) ラベンダー (ver.2)」は、中輪八重咲きで、当社国内マーケット向けの晩生種としては初めてのラベンダー色です。猛暑の中で涼しさを感じられる花色と端正なバラ咲きが特長で、冠婚葬祭、敬老の日などにおける贈り物に好適です。既存の「ロジーナ ラベンダー (ver.2)」と比べて晩生で、高温下でもチップバーンが発生しにくく、草丈・ボリューム・花弁数を維持して花を咲かせるため、8月以降に安心して出荷ができます(※1)。花弁が厚いため、ラベンダー色で問題になりやすい輸送時における傷みや花シミが少ないです。

ロジーナ (3型) ブライトブルー」は、既存の「ロジーナ (3型)ブルー (ver.2)」と比較し、花色がやや淡く、グリーンの花芯との組み合わせは爽やかな印象を与えます。「ロジーナ (3型) ラベンダー (ver.2)」同様、中輪八重咲きの晩生で、高温期の栽培に適性があります。ブラスチングが発生しにくく、フザリウムに比較的強い(※2)ため、高品質な切り花の安定生産に貢献します。

バラ咲きの「ロジーナ (3型)」シリーズは、栽培のしやすさ、輸送性を併せ持っています。近年、日本では大輪フリンジ咲きが多く流通していますが、本シリーズを通じてバラ咲きトルコギキョウの普及が進むことを当社は期待しています。

両品種の価格(※3)はそれぞれペレット種子1袋1,000粒入りで4,400円(税込)です。全国の種苗店、JAルートを通じて販売します。

  1. 温度やその他栽培条件により切り花の品質は変化し、出荷時期も異なる可能性があります。

  2. 当社研究農場での栽培試験結果を基にしており、地域や環境条件により異なる結果となることもございます。従来通りの土壌病害対策を実施していただくことを推奨いたします。

  3. 価格はすべて希望小売価格(税込)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。