ハボタン「ティアード」

サカタのタネは、冬季の花壇や寄せ植えで扱いやすい花壇苗向けハボタンの新シリーズ「ティアード」の種子を2026年5月上旬から発売します。

ティアード」シリーズは、繊細な切れ葉が重なって生まれる立体感と、草丈を抑えながらも葉枚数が多いことが特長です。コンパクトなタイプのハボタンでは、今までにないほど細かい切れ込みの入った葉の形状です。コンパクトな草姿で色づきが早く、色づく葉面積も大きく、広がる葉の形状により横からでも色が見やすいため、花壇での植栽に加えてミニコンテナや寄せ植えにも適しています。

ティアード」とは英語の「tiered(段階的な、層になった)」を語源とし、布を幾重にも段々に重ねたスカートなどのデザインを指します。当シリーズは「ティアード レッド」と「ティアード ホワイト」の2品種で、鉢物タイプと切り花タイプを含めても他の切れ葉品種と比較して、それぞれ株や色のそろいがよく生産・流通・小売において取り扱いやすいシリーズです。また、シリーズとしても2品種の早生性や株張りがそろっています。当社ハボタンの既存シリーズとの親和性も高く、混植でも統一感があります。

なお、「ティアード レッド」は第70回全日本花卉品種審査会ハボタン(冬出しポット栽培)で1等特別賞を受賞しました。両品種とも昨今の不安定で高温の栽培環境でも、安定したパフォーマンスを発揮します。

各品種の価格(※)はフィルムコート種子1袋1,000粒入りで4,620円(税込)です。全国の種苗店、JAルートを通じて販売します。

  • 価格はすべて希望小売価格(税込)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

上部から撮影した新品種の写真

コンパクトなタイプのハボタンでは、今までにないほど繊細で細かく切れ込みの入った葉の形状です。葉先までレースのように細かい葉が特長。

ティアード レッド」 

横から撮影した、他社品種との比較写真

近年の気候でも安心して栽培が可能。従来品種の「ローブ®」「ドレス」シリーズ同様にコンパクトな草姿で色づきが早いだけでなく、色づく葉面積も大きく、広がる葉の形状により横からでも色が見やすい。草丈を抑えながらも葉枚数が多いことも特長。 

左:他社品種  右:「ティアード ホワイト」