
サカタのタネは根張りや草勢に優れ、栽培しやすい82~83日タイプの早生イエロー品種のスイートコーン「ゴールドラッシュジョイナー」の種子を営利生産者向けに2026年11月下旬から発売します。
早生品種のスイートコーンは、一般的には1~4月にタネをまき、5~7月に収穫します。そのため、栽培期間は長雨やゲリラ豪雨、曇天、干ばつなど、不安定な春の天候の影響を受けやすい時期です。また、スイートコーン本来の生育適期より早く作付けするため、草勢が弱くなるなど、栽培が難しいとされます。「ゴールドラッシュジョイナー」は早生品種でありながら、根張りや茎の太さ、草勢に優れ、不安定な天候下でも栽培しやすい品種です。また、(1)先端不稔(穂先まで実が十分に入らない)の発生が少ないこと、(2)穂が大きくなりやすく、安定した収量性が期待できます。さらに、生育がそろいやすく、収穫適期のばらつきが少ないため、収穫作業の効率化にもつながります。試作した産地でも先端不稔の少なさや早生品種としては根張りが強い点が高く評価されています。
「ゴールドラッシュ」シリーズは、当社が2004年から展開しているイエロータイプ(粒がすべて黄色い)のスイートコーンシリーズです。プロの生産者から家庭菜園愛好家まで幅広く栽培されています。
スイートコーン「ゴールドラッシュジョイナー」の種子の希望小売価格(※)は1袋2,000粒入りで8,800円(税込)です。全国のJA、種苗店を通じて発売します。
-
※
価格はすべて希望小売価格(税込)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。
早生のスイートコーン栽培と「ゴールドラッシュジョイナー」
スイートコーンといえば、夏の印象が強い野菜の一つです。実際に、東京都中央卸売市場での取扱数量は7月が一番多くなる傾向にあります。一方で、早い産地では5月頃からスイートコーンを出荷します。この5~6月収穫に使われる主な品種が早生品種で、まだ寒い時期からタネをまき、ハウスやトンネルを使いながら栽培する作型です。青果の単価が高い一方、スイートコーンの生育適期の栽培ではないため、根張りや草勢が弱くなりやすい上に、長雨やゲリラ豪雨、曇天、干ばつなど、春の不安定な天候の影響を受けやすい、といった難しさがあります。
「ゴールドラッシュジョイナー」は、早生品種の中では根張りがよいことが特長です。根がしっかりしていることは、生育が環境に左右されにくいこと、さらには安定した大きさの青果を収穫できることにもつながります。

左:従来品種
右:「ゴールドラッシュジョイナー」
2025年(群馬県)
-
※
当社調べ
先端不稔が少なく、穂のサイズが出やすい「ゴールドラッシュジョイナー」

左から1番目:「ゴールドラッシュジョイナー」
左から2~4番目:従来品種
「ゴールドラッシュジョイナー」は先端不稔が少なく、秀品率も高い
2024年(静岡県)
-
※
当社調べ
ロングセラーのイエロータイプのスイートコーン 「ゴールドラッシュ」シリーズ
「みわくのコーン ゴールドラッシュ」は、サカタのタネが2004年に種子を発売したイエロータイプのスイートコーン品種です。現在では熟期や特性の違う「ゴールドラッシュ88」や「ゴールドラッシュ90」など、「ゴールドラッシュジョイナー」を合わせ、シリーズで6品種を展開しています。
特に5~7月に収穫する早生の作型では、「ゴールドラッシュ」シリーズが広く栽培されています。近年は気候変動の影響もあり、春の不安定な天候に対応できる品種へのニーズが高まっています。「ゴールドラッシュジョイナー」は、同シリーズの栽培体系を生かしながら、根張りや草勢、収量性の安定を重視して開発した品種です。早生作型における選択肢を広げ、5~7月のスイートコーンの安定生産に貢献します。