• 冬季に収穫すると甘みがのり、食味がさらによくなる

  • 濃緑色、平滑で葉先がやや尖り、深く欠刻が入る

  • 葉枚数が非常に多くなるため収量性が高く、葉柄が柔軟なため収穫時に茎折れしにくい

ホウレンソウ『寒締め吾郎丸』

サカタのタネは、収量性が高く、食味に優れた秋冬まき用ホウレンソウ『寒締め吾郎丸』の種子を2023年7月上旬から営利生産者、園芸愛好家向けに発売します。

深い切れ葉が特長の昔ながらの東洋種、日本ホウレンソウは誰もが認めるおいしさです。しかし収量性が低いという欠点がありました。『寒締め吾郎丸』は、葉枚数を増やすことで収量性を改善しました。1株あたりの葉枚数が多いことで生長が分散されるため、一本一本の茎が太くなり過ぎることがなく、筋の残りにくさも兼ね備えています。また、葉柄が柔軟なため茎折れが少なく、収穫作業性に優れています。あくが少なく、甘みを感じやすい食味も特長です。寒さや霜にあたるとさらに甘みが増すため、寒締めホウレンソウとしても高品質な青果が収穫でき、生産者はもちろん、家庭菜園にもおすすめです。

ホウレンソウ『寒締め吾郎丸』の営利生産者向け種子の希望小売価格はプライマックス種子(Mサイズ)1袋約30,000粒入り5,170円(税込)で、全国のJA、種苗店を通じて2023年7月上旬から発売します。園芸愛好家向け種子は全国の種苗店、園芸店、ホームセンター、当社直営店のサカタのタネ ガーデンセンター横浜で2023年6月上旬から順次発売します。オンラインショップを含む当社通信販売では、2023年6月下旬から順次出荷予定です。価格はオープンです。サカタのタネ ガーデンセンター横浜とオンラインショップを含む当社通信販売での価格は1袋約1,375粒入り220円(税込)、1袋約3,750粒入り550円(税込)です。

食味に優れた日本ホウレンソウ、消費拡大に貢献『寒締め吾郎丸』

ホウレンソウの作付面積は1990年代から減少に転じています。当社は一般消費者にもっとおいしいホウレンソウを消費してほしいという思いから、さまざまな魅力を『寒締め吾郎丸』に詰め込みました。葉はしっとりやわらかく、軸は特に甘みが強く、歯切れよく食感にも優れます。火を通すことで甘みはさらに増し、またあくが少なく、葉や草丈がコンパクトなため料理がしやすいのも魅力です。日本ホウレンソウの特徴でもあるぎざぎざした切れ葉タイプで、葉の形状が西洋種と異なるため、その葉形で「おいしいホウレンソウ」として認知されやすいことも特長です。『寒締め吾郎丸』を市場に投入することで、食味に優れたホウレンソウの魅力を広め、消費拡大に貢献してまいります。

『寒締め吾郎丸』の収量性と葉枚数の多さ

『寒締め吾郎丸』

『寒締め吾郎丸』

他社品種:ちぢみホウレンソウ

他社品種:ちぢみホウレンソウ

『寒締め吾郎丸』は葉枚数を増やし収量性を改善しました。荷姿には西洋種に見劣りしないボリューム感があります。葉軸がしっかりしていて、立性で茎が柔軟で折れにくく、収穫作業性も優れています。

ホウレンソウ『寒締め吾郎丸』の作型図

  • 価格はすべて希望小売価格(税込)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。