このタネは何のタネでしょう?
平べったい形で、灰色や茶色などさまざまです。
正解は......。
ジニアのタネです。
ジニアは、もともと南北アメリカ原産のキク科の草花で、ヒャクニチソウ(百日草)とも呼ばれています。
タネは、品種によりさまざまな形をしています。このタネの形を見ていると、オーストラリアのケアンズで見た、体長約30cmを超える大きなコウモリが木にたくさんとまっている姿を思い出します。他にも矢尻に見えたり、園芸用の小さなシャベルに見えたり、タネを見ているだけでも楽しいです。
ジニアの花は色鮮やかなものが多く、夏の日差しが強いときにも、暑さに負けずに初夏から晩秋にかけて花を咲かせ、真夏の花壇や鉢植えを彩ります。
現在では、八重咲き(ダリア咲き)、カクタス咲き、ポンポン咲き、一重のアネモネ咲きなどの花形があり世界中で楽しまれています。
サカタのタネでは、1999年にヒャクニチソウとホソバヒャクニチソウのいいとこどりをした、暑さや乾燥にも強い世界で初めてジニアの種間雑種(※1)「プロフュージョン」シリーズを商品化しました。枯れた花を覆い隠すように新しい花が咲く「セルフクリーニング」と呼ばれる特徴があるので、毎日の花の手入れが難しい方にもおすすめしたいシリーズです。
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種間雑種:種内の品種間には見いだせない形質をほかの種から導入するため、異なる種間で交雑を行うこと。