このタネは何のタネでしょうか?
水を含むとゼリー状の成分を身にまといます。
正解は......。
パンジーのタネです。
よく見ると、どことなく、人の顔に見えてきませんか?
パンジーのふるさとはヨーロッパ。パンジーの花は、物思いにふけているような様子に見えることから、フランス語では思想や考えという意味をもつPensée(パンセ)という名が付けられたといわれています。それが語源となり、英語ではPansy(パンジー)と呼ばれるようになりました。
パンジーは色、花型が豊富で、花壇で楽しまれるほか、最近では切り花としても生花店で販売され、私たちの生活に彩りを添えてくれます。花が少ない冬の時期でも、花壇で長く花を楽しむことができ、寒い冬を越えて春まっさかりとなる4月下旬ごろ、元気よく咲く姿は見応え満載です。
サカタのタネでは、商品化まで約7年の年月をかけ、1962年に世界初のF1パンジー「マジェスチック ジャイアント」を発表しました。当時のブリーダーは「とにかくこれまでにないものをつくろうと思った」と述べています。