このタネなんのタネ？　 夏と言えばこの花

皆さんご存じのヒマワリのタネです。

ヒマワリは、タネから育てやすく、花壇でも切り花でも楽しむことができる人気の一年草です。子どもの夏の絵日記の定番中の定番、といっても言い過ぎではないのでは。タネも花も特徴があって分かりやすく、そこが多くの方に愛される人気の秘密かもしれません。

原産地は、アメリカ合衆国を中心とする北米地域。食用、飼料用、油料用、染料用など、幅広い用途で世界中で利用されています。

 

ところでヒマワリのタネといえばしま模様ですが、もともとは黒色や茶褐色の模様が多いそうです。品種改良が繰り返されることにより、両者特徴を併せ持つ中で、しま模様になったともいわれています。

 

ちなみに切り花として楽しみ方は、比較的新しく、サカタのタネが1987年、世界初のＦ₁無花粉品種「かがやき」を発表して以来といわれています。花粉が落ちない、テーブルや衣服を汚さない、花持ちがよくなるなど、切り花としての弱点を克服することで、新たな市場を生み出しました。現在では日本だけでなく欧州や米国でも１年中使われる花になっているほか、近年では中国や東南アジアなどアジア諸国でも普及し始めています。