世界初の無花粉切り花用ヒマワリ

1986年
切り花で楽しむヒマワリの先駆け
ヒマワリ
「かがやき」

今では切り花のヒマワリは世界的にも大きな市場がありますが、無花粉ヒマワリ開発前は花持ちが悪く、輸送性、鑑賞期間が短くなることなど課題がありました。サカタのタネは1986年、世界初の切り花用のF1無花粉ヒマワリ「かがやき」を開発し、世界中でヒマワリの切り花が親しまれるきっかけを作りました。

ヒマワリ「かがやき」

ココがすごい!

無花粉ヒマワリ「かがやき」の開発後も、無花粉に加えてよりアレンジメントに使いやすい、病気に強いなど、生産者から消費者まで、すべての人にメリットがある品種を目指して開発を続けました。その結果、2009年に発表した品種が「ビンセント」シリーズです。丸い花弁で上向きに花が咲く性質は、アレンジメントに利用しやすく、栽培面でも発芽のそろい、日の長さの影響を受けづらいといったメリットがあり、日本はもちろん世界中で親しまれています。

栽培で困ったときの「バイテクバイオエース」

1988年
安定効果を期待できる微生物資材
バイテクバイオエース

バイテクバイオエースは、植物生育促進菌群(PGPR)として特許が取得されているバチルス・セレウスKI2N株を発酵菌として鶏ふん・おが屑に添加し高温発酵させて作られています。当時の主流の微生物資材は自然発酵させたものが中心で、発酵の中心となる菌は必ずしも特定されていませんでした。バイテクバイオエースはタンク培養された特定の菌をタネとしてつくられているため、その発酵の状態がいつでも安定し、効果も安定していることが大きな特徴です。また、原材料の鶏ふんもHACCPに準拠した鶏舎で飼育されている採卵鶏(抗生物質不使用)の鶏ふんだけを利用するなど徹底的に製法にこだわっています。

バイテクバイオエース

ココがすごい!

使用する菌や原料、製造プロセスを変えないことで品質が安定しており、現場での効果も安定していることが最大の特徴です。また、微生物の土壌および植物への働きにより一般の有機質肥料より、土の物理性改善および植物の根張りを含めた健康状態がよくなることも期待されます。さらに有機物の分解能力が非常に高く、土を柔らかくし、連作で疲れた土壌の回復にも役立ちます。一般的な鶏ふん肥料のような強いにおいはありません。

豪華な花姿で冠婚葬祭に欠かせない花に

1989年
大輪で純白、八重咲き100%
トルコギキョウ
「キング オブ スノー」

八重咲きのトルコギキョウは華やかな見た目と夏場の花持ちのよさからとても人気の高い花です。一方で完全八重咲きのトルコギキョウは種子の生産が非常に困難でした。サカタのタネは長年の試行錯誤の結果、1987年に世界初の完全八重咲きF1品種の開発に成功し、続く1989年には見た目も華やかな大輪の完全八重咲きトルコギキョウ「キング オブ スノー」を発売しました。

トルコギキョウ「キング オブ スノー」

ココがすごい!

1990年に大阪で開催された花の万博ともいわれる「国際花と緑の博覧会」でグランプリを受賞したことで注目を集めた「キング オブ スノー」。この美しさと豪華な見た目は広く消費者に知られることとなり、八重咲きトルコギキョウは冠婚葬祭にも欠かせない切り花の一つとなりました。海外でも大輪で八重咲きの品種は人気が高く、アメリカではトルコギキョウ市場のほとんどを完全八重咲きの品種が占めています。

培養土を買う時代に!

1989年
ロングセラー培養土
スーパーミックスA

発売当時、培養土は生産者が各自で手間をかけて調達するのが一般的で、種苗店などで購入するものではありませんでした。サカタのタネはピートモスの存在に目をつけ、黒ピートモスと白ピートモスを配合した「スーパーミックスA」を完成させ、日本での販売を開始しました。

スーパーミックスA

ココがすごい!

100%ドイツ産の良質な黒ピートモスと白ピートモスを配合し、植物の生育に必要なフミン酸を多く含む「スーパーミックスA」。このようなタネまき・育苗用培養土は保水性・保肥性に優れ、土壌の団粒化を進めるため、植物の生育を健やかにすることができます。「スーパーミックスA」の発売を機に日本国内で培養土の市場が徐々に形成され、今日の生産現場では培養土の購入が当たり前となりました。

健康志向に合わせて栄養価の高いものを

1995年
生食やジュースにしてもおいしい
ニンジン
「ベーターリッチ」

当時一般的に流通していたニンジンは独特のにおいがあり、ニンジン嫌いの子どもも少なくありませんでした。そんな時代にベーターリッチはニンジン独特のにおいが少なく、従来のニンジンよりもカロテンの含有量が多いことなどから、それまでのニンジンのイメージを一新しました。野菜選びで味や栄養面が注目されるようになりつつあった当時、消費者の注目を集めました。

ニンジン「ベーターリッチ」

ココがすごい!

ニンジン独特のにおいの少なさと甘みの強さから加熱調理に限らず、ジュースや生食など幅広い用途で使えるニンジンとして消費者に浸透。当時のニンジンは切った時の断面中心が黄色いものが多かった中でベーターリッチは中までしっかり赤橙色であることも大きな特徴でした。また当時大きなシェアを占めていたニンジン品種と比較して密植して栽培でき、収量確保を実現したことから生産者にも受け入れられていきました。

真夏の花壇の主役

1999年
暑さにも病気にも強い、種間雑種
ジニア
「プロフュージョン」シリーズ

当時、ジニアには見た目は華やかであっても暑さや病気に弱い種や、暑さには強い一方で見た目が地味な種などがあり、強さと美しさを兼ね備えた使い勝手のよい品種はなかなかありませんでした。そんな中、登場した画期的なジニアが「プロフュージョン」シリーズです。
サカタのタネは病気と暑さに強い種と、花持ちのよい種という異なる2つのジニアに注目し、種間雑種という方法で、それぞれの長所を兼ね備えた画期的なジニアを誕生させました。
※1999年:オール アメリカ セレクションズ「プロフュージョン チェリー」金賞受賞年

ジニア「プロフュージョン」シリーズ

ココがすごい!

暑さや病気に強いだけでなくその華やかな見た目が評価され、1999年「ジニア プロフュージョン チェリー」がオール アメリカ セレクションズとフロロセレクトで金賞を受賞しました。2001年には同シリーズの「ホワイト」もオール アメリカ セレクションズで金賞を受賞しています。花がらの上に次の花が咲くセルフクリーニングという性質により美しい草姿を保つため、暑い時期の花壇における手入れの作業負担も軽減しました。