果肉しっかり!熟度が高くても
出荷・輸送に耐えられる

2003年
赤く熟してから収穫・出荷OK!
トマト
「王様トマト」シリーズ

通常大玉トマトは軟らかくなりすぎて商品価値を失うことを避けるため、まだ果実が青い時期に収穫します。そのため赤みがのらず、うまみが少ないという問題がありました。サカタのタネはトマト本来のおいしさを消費者に味わってもらうべく、果肉がしっかりしていて赤く熟してから収穫しても出荷・輸送に耐えられる大玉トマト「王様トマト」シリーズを開発しました。

「王様トマト」シリーズ「かれん」

ココがすごい!

消費者からの高評価以外にも、果肉がしっかりしていて日持ち性に優れる王様トマトは、青果売り場での販売はもちろん、加工の際にスライスしやすく、スライスした際にはドリップがつきにくいなど加工業務用トマトとしても高い評価を得ています。今後も幅広い用途で「王様トマト」は愛されていくことでしょう。

これまでにない形と食感のプラム型ミニトマト

2004年
作りやすく家庭菜園でも大人気
ミニトマト
「アイコ」

日本でミニトマトといえば真ん丸の形が一般的でしたが、ミニトマト「アイコ」は当時のヨーロッパで主流だったプラム型を取り入れて開発された、目新しい形のミニトマトです。海外でも何度も試作を重ねて開発された「アイコ」は国内市場で高い注目を集め、これまでにない形と食味、食感が評価されました。

ミニトマト「アイコ」

ココがすごい!

病気にも強く、たくさん収穫できるので、生産者に限らず園芸愛好家にも人気の「アイコ」。果肉が肉厚なのに加え、甘みも強いので消費者に人気のあるミニトマトです。またトマト特有のゼリー分が少ないため食べたときに口の中で弾けて飛び出してしまう心配がなく、トマトが苦手な人でも食べやすい品種です。

世界中で愛される、これまでにない新しい花

2005年
夏の暑さ、日差しに負けない花
「サンパチェンス」シリーズ

夏の花壇でよく使用される植物にはペチュニアやベゴニアがありますが、地球温暖化による真夏の暑さの下で、徐々に栽培が難しくなっています。また夏花壇に使われる草花の種類が少なく、いつも同じような顔ぶれになっていたことから暑さに耐えるこれまでにない新しい草花が求められていました。この夏花壇の閉塞感に新しい風を吹き込みたい、そんな思いのもと、さまざまな試行錯誤の末に開発したのがサンパチェンスです。

「サンパチェンス」シリーズ

ココがすごい!

サンパチェンスの生命力は非常に強く、暑さに強いのはもちろん、花弁が厚いので風雨にあたっても花が長持ちすることが特長。2007年には「サンパチェンス ラベンダー」がジャパンフラワーセレクションで最優秀賞を受賞したほか、次々と新しい品種を開発し、公園や庭など夏の花壇をトロピカルな雰囲気で彩っています。

品種の能力を最大限引き出す!高機能液肥

2007年
バイオスティミュラント資材の先駆け
高機能液肥シリーズ

天候不順によるストレスで毎年、花や野菜の生産現場では大きな被害が出ています。サカタのタネはその対応策として、即効性液剤の葉面散布や潅水施用による対策を模索し、適合する資材を「高機能液肥」として、2007年より本格的に開発、販売、提案を開始しました。

高機能液肥シリーズ

ココがすごい!

猛暑や曇天など、天候不順は毎年、生産者にとって大きな問題となっています。高機能液肥はそのような課題の解決策として生産者の間で年々評価を高めています。2011年の東日本大震災では津波による大規模な塩害が問題となり、サカタのタネは「サカタGB」「鉄力あくあF14」などの提案を行い、いち早く現場での課題解決に取り組みました。

世界初の無花粉トルコギキョウ!

2016年
さらに長持ち、より広がる可能性
トルコギキョウ
「ソロ」シリーズ

サカタのタネはトルコギキョウに関して国内外で高いシェアを誇っています。より花を長く、美しく楽しめるようにしたいという思いのもと、2016年世界初の無花粉一重咲きトルコギキョウ(2018年に「ソロ」シリーズと名称決定)を、2019年には世界初の無花粉八重咲トルコギキョウ(「PF ダブル スノー」)を開発し、トルコギキョウの新しい扉を開きました。

(左)トルコギキョウ「PFダブル」シリーズ(右)「ソロPF」シリーズ

ココがすごい!

植物は一般的に受粉をすると花の日持ちが悪くなります。無花粉トルコギキョウは受粉しないため花の日持ちがよく、輸送性に優れ、流通現場だけではなくスーパーマーケットのパックフラワーなどで購入された方からも好評です。一重咲きに続き、八重咲き品種を発表したことで、さらなる需要拡大が見込まれています。